ストレスと自律神経失調症
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ストレスと自律神経失調症
「ストレスと病気」で、長期的かつ慢性的な心理的ストレスに晒されることで自律神経が乱れるという話をしました。
自律神経が乱れることで現れる症状とは、その名もズバリの「自律神経失調症」でしょう。
自律神経失調症の症状は、身体面と精神面の両方に現れます。
自律神経失調症の身体的症状
・慢性的な疲労
・だるさ
・めまい
・偏頭痛
・動悸
・ほてり
・不眠
・便秘
・下痢
・微熱
・耳鳴り
・手足のしびれ
・口やのどの不快感
・残尿
・頻尿
自律神経失調症の精神的症状
・イライラ
・不安感
・疎外感
・落ち込み
・やる気が出ない
・ゆううつになる
・感情の起伏が激しい
・あせりを感じる
自律神経失調症を治す方法
自律神経失調症を治すためには、「ストレスをためないようにしよう」とよく言いますよね。
ではどうしたらいいかというと、これといった具体的な方法を挙げる人はあまりいません。
「ストレスと病気」では、「強い苦手意識を感じる人やもの」に対処しなければいけないときに強い心理的ストレスに晒されると言いました。
しかし、同じ人、ものに対してストレスを感じる人もいれば、いない人もいます。
とすると、なぜあなたは強い苦手意識を感じるのか、その原因を明らかにしなければいけません。
ママ友に苦手意識を感じる4つの理由
たとえば、「苦手なママ友」がいるとします。
なぜそのママ友が苦手なのか、考えられる理由として、「ストレスと病気」で書いた「苦手意識を形成する4つの原因」を基に考察してみましょう。
1.思い込み
そのママ友の服装やメイクが派手で、地味な自分とは性格が合いそうにないな・・・という「思い込み」で苦手意識を持つことがあります。
話してみれば、意外とざっくばらんな性格で自分と共通点も多く、親しみを持つようになることもあります。
2.自信が無い
あなたはとても引込み思案な性格だとします。
そういう人は、強引な性格のママ友がボスママとするママ友グループの輪に入るように勧められることに強い心理的ストレスを感じることでしょう。
3.トラウマ
あなたが苦手なママ友は、学生時代にあなたをいじめた同級生と雰囲気が似ているのかもしれません。
理性では「別人だ」と分かっていても、脳の中の「偏桃体」という部位には見分けがつきません。
そのため、そのママ友に苦手意識を感じ、強い心理的ストレスを覚えます。
4.自分の価値観を否定される恐れ
あなたは何事にも几帳面なのに、そのママ友は何かとルーズだとします。
別にそのルーズな性格のせいであなたが直接被害を被ることはありません。
しかし、そのルーズなママ友をみていると、自分の価値観を否定されるような気がして、イライラします。
苦手意識を解消する方法
上記の4つの原因により、あなたはあるママ友に苦手意識を持つようになりました。
あなたはそのママ友と顔を合わさなければいけないことを考えると、イライラしたり、モヤモヤしたり、ソワソワしたりします。
そのママ友との付き合いが「公園のお砂場」だけなら、やがて離れられる日もくることでしょう。
しかし、運悪く自分のこどもが幼稚園から中学校までずっと苦手なママ友の子どもと同じ学校に通う場合は、クラスが別にならない限り、「長期的かつ慢性的に心理的ストレスに晒される」ことになります。
ママ友に性格を変えてもらうことは不可能です。
したがって、「長期的かつ慢性的に心理的ストレスに晒される」ことから逃れるためには、あなたが変わるしかありません。
つまり、
1.思い込み→「食わず嫌い」を治す
2.自信が無い→「無理して他人に合わせる必要はない」と割り切ることにする。
3.トラウマ→トラウマを癒す
4.自分の価値観を否定されることへの怖れ→「人は人、自分は自分」と割り切ることにする。
と、自分の意識や考え方を変えなければいけません。
そうすれば、強い苦手意識を感じることもなく、「長期的かつ慢性的な心理的ストレス」に晒されることもありません。
強い心理的ストレスを感じることがなくなれば、自律神経失調症が治ります。
引っ越しや進級などで、物理的に苦手なママ友と離れることができたとしても、あなたに苦手意識を感じさせる新たな人やものに出会わないとも限りません。
その度に「長期的かつ慢性的な心理的ストレス」を感じて自律神経失調症になったとしたら、キリがありません。
「この世で変えることができるのは自分だけ」を信じて、自分の苦手意識を変えていきましょう。
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